障害のない人の定義

 3年ほど前に「障害者差別のない大津をめざして」というシンポジウムで、京都から呼んだYさんが冗談半分で「健全者の定義はどんなんだ?」というような事を言ってられ、なるほどなぁ〜と皆と言い合っていたが、最近になって真剣に考えてもらいたいなぁと思うようになった。なぜ「考えたい」ではなく、「考えてもらいたい」というのかというと、障害者の立場から考えるのではなく、障害のない人(健全者)の立場にあると思っている人の立場から「なぜ障害がないと思っているのか?」「その特徴とは何なのか?」ということを考えてもらいたいからだ。
 「人間の定義」ではなく、「障害のない人の定義」だ。