最近リアルな夢を見た。

 どこの街かは知らないが、初めての地で、飲み屋に一人で入ったところ、他の客(オッチャン)も何人かいたような。確か常連客だったと思うが。そこでカウンターの中でオバチャンが一人店をやっていたと思う。
 で、車イスで入っていき、カウンター席しかいけなかったから、そこに場を取り、何を注文しようかと考えていると、そのオバチャンと常連客のオッチャンが「こいつどこから来よったんや」みたいなこと(オレのこと)をしゃべり始めていて、いきなりオバチャンが後(車イスの背)に掛けていたカバンをオレに何の断りもなく無断で開けてきたのだ。(実際にはこんなこと経験したことはないが)
 オレはオバチャンがカバンの中をゴソゴソやっているのをほんの少しの間見ていたが(イカリを爆発させる充填時間だったのかも)。
 あとは実際でもよくあったが、大声でイカリを表して、「客をなんやとおもてんねん!!! ・・・・!!! ・・・・!!!」と叫んでオバチャンがオロオロしているところで目が覚めたと思う。
 最近はあまりこういったモロに差別的な対応はされないので、なかなかないのだが。
 この夢を見て気が付いたことがある。これを普段外に出ない若い障害者がやられたらどうだろうと。
 このようなきつい出来事ではないが、例えば電車に乗る時の車両指定(大概黙っていると一番後ろの後ろドアの位置に誘導される)とか、いたるところでやられる「障害者は後回し」といった対応とか、そういったちょっとしたことでもそれを問題視しないで当たり前だと思うのではないだろうか?
 オレが養護学校に一年遅く入学し、地域の小学校に入学できなかったことを当たり前だとその当時は思っていたように。

 そんなことを考えるきっかけになった。