またまた駅で

この間2件ほど駅での駅員の対応をめぐってのトラブルがあった。
 1件目は、いつものように朝改札を抜け、エレベーターでホームに降りる前に駅員に声をかけた。その日は土曜日だったので車両が長い休日ダイヤの車両編成なのだ。だからいつもの場所からではなく、エレベーターを降りてすぐのところから乗るのだ。そのことを告げてホームに向かい、ホーム上で電車を待つというのが、長い間のオレの普通の日常だった。
 しかし、この日は駅員が変わったことを言ってきたのだ。「これからはホームに降りる時は駅員が付き添いますので、駅員が行くまでそこで待っていて下さい。」と。???どういうこと?昨日までいわゆる普通に一人でエレベーターを使い、ホームに降り、そしてそこで電車を待っていたのにだ。障害のない人と変わりのない電車の待ち方をしていたのだ。何があったのか?なぜに一人でホームに降りて電車を待つという行為をしてはいけないのか?という疑問が頭に浮かんできた。
 この後、色々とやり取りがあったが、つまりはこういうことだった。
 車イスに乗った障害者が一人でホームで乗る予定の電車を待っていた。その電車に乗る時は駅員がスロープを持ってきて降りる駅にも連絡済みでという一連の流れで行く予定だったはずが、一番後ろを指定されていたので一人で待っていると、駅員との間で乗る予定の電車よりも1本早い電車が来て、その電車の車掌がその人に乗るか?と声をかけ、その人も乗ってしまったという。そして、その人の乗る予定の電車が着く時間が近づいて、駅員がスロープを持ってホームの後ろのほうに行くと待っているはずの車イスに乗ったお客さんがいないので、慌ててホームから落ちてないかとか、要するに心配して探したということだ。だから、車イスに乗った障害者は「危ないから一人でホームに待たせておけない」という結論を大津駅の駅長が出し、指令が大津駅の管轄の駅に出されたという訳だ。
 この一連の出来事の中で、なぜこの結論に至ったのか?それが問題だと思う。
 では、ホームから転落する可能性が高い酔っ払いや視覚障害者や歩きながらスマホをしている人たちはどうなのか?
 文字数の関係で次に続くことにする。