またまた駅で・・・ つづきのつづき

 ここ2連チャンで、駅での車イスに乗った乗客(オレ)への駅員の不自然な(おかしな・変な・尋常でない)対応をされた事を書いてきた。
 もう最後にするので、まとめということになる。
 まず、1件目の出来事は、JR側のミスが原因で起こった事(車掌が車イスに乗った乗客に声をかけ、その電車に乗せて、駅員には何も連絡しなかった事)をあたかも車イスの乗客が問題だというような結論に結び付けたことが、オレは問題だと思う。それともう一点、「車イスに乗った客」という一辺倒な観方の問題もある。
 2件目のケースについても上に書いた一辺倒な観方という問題もあるが、あまりにも意識過剰で「車イスに乗った客はホームから落ちる可能性が非常に高く、一瞬たりとも目を離してはならない」といった「偏見」といっても過言ではないものを強く感じた。
 ホームで電車を待っている時に最近よく聞くアナウンスに「歩きながらのスマホは危険ですからしないように」とか、ポスターでは「酔っ払いがホームから落ちそうになっている」ものがあり、どちらも注意を促すものだが、その程度なのだ。
 それはそうだろう!いちいち駅員がついて歩くわけにはいかないし、そんなことをしていたら何人いても駅員の数も足りないし、ストーカー行為で訴えられかねないかな?そこまではいかなくともプライバシーの侵害だと言われそうだ。
 で、オレは前向きに考えた。
 車イスに乗った客には「ホーム上ではブレーキのかかった状態で電車を待っていて下さい」と改札を抜ける時に声をかける、と、この程度でいいのではないか。
 それから、「車イスに乗った客」という一辺倒な観方を止め、「たまたま車イスに乗っている客」というふうに、車イスに乗った客にも色んな人間がいるのだという受け止め方をしてもらいたいものだ。
 最後に、本当にホームは誰にとっても危険なところはあると思う。ならその対策を即時実行する事が大事なのではないか!ホームに柵を設置するとか、車イス障害者を特別視するのではなく、万人のための安全対策を!