最近味わった感覚

 よく共通の敵を作れば仲間意識が出来るというが、敵でなくても、その場にいない人を批判する事によって、「そやなぁ〜」とその場に居る人達(周りに居る人達)に同調された時、これまでにない安定した仲間意識というのだろうか、そういうものを感じた事があった。

 よく考えると、この意識はというより、この方法は凄く危ない方法だと思う。差別を生む方法そのものだからだ。少数者をさげすむことにより多数者が安定する、さげすむ立場を確保し皆同じだという共感を得られるのだ。その集団にはまとまりができるのだ。

社会の中で、大小の人間関係の中で、多かれ少なかれこの方法を利用している事は社会的にもまた個人的にも意識的無意識的にかかわらずあると思う。

 出来る限りこれはしたくないし、批判は本人に直接言いたいものだ。